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ミーントーン(1) [楽器]

梅雨が終わって本格的な夏になり、近所でも蝉が鳴き始めました。

今朝こんなものを見付けました。

蝉2010.jpg

いろいろ事情があったのでしょうけど、こんなところで羽化しなくても。

さて、発表会も終わったので、実験的にリュートの音律を変えてみました。

Oku Lute 2010_07_20-02.jpg

ミーントーンです。

4~5コースの1フレットは、そのままではダメなのでフレットを貼り付けています。

多少押さえにくい和音もありますが、不均等な割には意外と弾きやすいというのが正直な感想です。逆に押さえやすくなった和音もあります。それよりも、(平均律より)響きが心地よくなりました。

それと、これも実験的にですが、A=440Hzのモダン・ピッチで調弦していたものを、A=415Hzのバロック・ピッチにしてみました。半音下がります。弦のテンションが下がりますから弾きやすくなったのは当然ですが、楽器もよく鳴るようになった気がします。

事情があって平均律、A=440Hzに戻さないといけないのですが、今週はこのままの状態で練習したいと思います。

比較のため録音して聴いて頂くとよかったのですが、今日は時間がなく申し訳ありません。機会があればやってみたいと思います。

本日の練習:J.DowlandのLachrimae antique Pavin

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ギターの進化? [楽器]

今日は、転勤された方も含めて、昨年度まで同じ部署で働いていたメンバーでの飲み会でした。

Beer 2010_07_09.jpg

この時期は冷たい生ビールが美味しいですね。料理写真を撮るのを忘れていました。

さて、昨日の記事にEnriqueさんから頂いたコメントでレイズド・フィンガーボードについて触れられていましたので写真を撮り直してみました。

Jacobson 2010_07_09-01.jpg

一般的なクラシック・ギターでは、指板は表面板から(指板の)厚みの分だけ浮いているのですが、この楽器(Paul Jacobson、1998)は更にもう少し浮かせてあり、ハイポジションの演奏が楽になっています。このようなシステムをレイズド・フィンガーボードと呼びます。

歴史的には、ギターもリュートのように指板は表面板と同じ高さでしたが、19世紀には指板の分だけ表面板から高くなった楽器が登場します。ハイ・ポジションの演奏は、指板が表面板から離れている方が有利です。カッタウェイといって、指板がある部分だけ表面板(ボディ)を切り取ったようなギターもありますが、クラシック・ギターではあまり採用されていません。

レイズド・フィンガーボードは、もともとアメリカの製作家Thomas Humphreyの考案で、現代ではこのシステムを取り入れている製作家も増えています。Thomas Humphreyのものはもっと高く浮かせてありますが、Paul Jacobsonのは控えめです。

Thomas Humphreyは残念ながら、2008年に59歳という若さで亡くなりました

Thomas HumphreyのMillenium guitarの映像がありました。ブリッジの形状も独特ですね。



ブラジルの製作家Rodrigo Moreiraのギターは木の使い方も目を惹きますが、側面版の上部にもサウンド・ホール?が開いています。このギターもレイズド・フィンガーボードです。



伝統的な楽器も作られている一方で、こういう新しい工夫を凝らしたギターも製作されています。新しい試みも、本当によいものは取り入れられ、ギターという楽器は進化していくのでしょうね。

あと、これも結構取り入れられているシステムですが、ブリッジ側の弦の留め方に関するものでツー・ホール・システムというものがあります。

Jacobson 2010_07_09-02.jpg

伝統的なギターは、1本の弦に対してブリッジに1つの穴が開いているのですが、このシステムは2つの穴をあけて、弦の留めを簡単にできるようにしたものです。

これは弦の交換時に結構便利です。

本日の練習:F.CuttingのGalliardとJ.DowlandのLachrimae antique Pavin。

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バロック・ギター【後編】 [楽器]

昨日は中途半端な写真で失礼しました。後編をつくりましたのでご覧下さい。

ペグとネックの部分はこうなっています。

Baroque Guitar-08.jpg

リュートやヴァイオリンと違ってペグは横からではなく、裏から差し込んであります。

表はこうなっています。

Baroque Guitar-05.jpg

鳥の絵が描かれている指板の残りの部分です。

Baroque Guitar-06.jpg

Baroque Guitar-07.jpg

さて、この楽器イタリアPAOLO BUSATさん製作したものですが、彼の楽器を使った演奏がYouTubeにありました。

イタリアのJacopo Gianninotoさんの演奏で、Gaspar SanzのFoliasです。



Folia関連でこんな動画もありました。

イギリスのRob MacKillopさんのウクレレによる演奏です。



アメリカのGriffin Coombsさん(エレクトリックギター)とEmily Davidsonさん(オベーション・ギター)の演奏です。Emilyさんはチェロ奏者だそうです。



本日の練習:F.CuttingのGalliardとJ.DowlandのLachrimae antique Pavin。

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バロック・ギター【前編】 [楽器]

しばらく手元になかったのですが、返ってきましたので久しぶりに弾いてみました。

Baroque Guitar-01.jpg

バロックギターです。

(この楽器の)弦長は650mmとモダン・ギター(クラシック・ギター)と変わりませんが、ボディが小さくて軽いのと、5コースの複弦なのが特徴です。

Baroque Guitar-04.jpg

立体ローズの楽器もありますが、これは平面ローズ。木の枠に羊皮紙の飾りが付いています。

Baroque Guitar-02.jpg

何種類かの木を使った美しいサイド、バックです。バックはフラットではなく緩くラウンドしています。

Baroque Guitar-03.jpg

せっかくなので録音してみました。

送り出したときはA=440Hzでゲージを選択したつもりだったのですが、ゲージはそのままでA=392Hzで返ってきました。この方がよく鳴りますが、テンションがかなり弱いので、力加減が難しいです。

嫌な音がしています。拙い演奏で申し訳ありません。

Gaspar Sanz(1640-1710)のRujero(上)とParadetas(下)です。





本日の練習:F.CuttingのGalliardとJ.DowlandのLachrimae antique Pavin。

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Lute [楽器]

週明けに仕事でビデオ写真を撮るので、機材の確認をしていました。(大したものを撮りません。単なる記録です。)ついでにリュートの写真を撮ってみました。

照明を消し遮光カーテンを閉めた部屋で、カーテンを少し開け光を調整しながら撮影してみました。光と影のコントラストを付けたかったのですが、なかなか難しいです。

Oku Lute 2010_06_11-01.jpg
F/4.2、1/6秒、ISO-100

Oku Lute 2010_06_11-02.jpg
F/4.3、1/52秒、ISO-400

Oku Lute 2010_06_11-03.jpg
F/8.4、1/16秒、ISO-400

Oku Lute 2010_06_11-04.jpg
F/12.4、1/7秒、ISO-400

Oku Lute 2010_06_11-05.jpg
F/9.3、1/14秒、ISO-400

Oku Lute 2010_06_11-06.jpg
F/4.5、1/21秒、ISO-400

Oku Lute 2010_06_11-07.jpg
F/4.5、1/13秒、ISO-400

Oku Lute 2010_06_11-08.jpg
F/4.9、1/45秒、ISO-400

Oku Lute 2010_06_11-09.jpg
F/4.9、1/32秒、ISO-400

Oku Lute 2010_06_11-10.jpg
F/4.5、1/20秒、ISO-400

Oku Lute 2010_06_11-11.jpg
F/4.7、1/16秒、ISO-400

奥清秀、2007年、8コース・ルネサンス・リュート、Dieffoprucharコピー

GXR、RICOH LENS P10 28-300mm F3.5-5.6 VC

楽器の写真の羅列で申し訳ありません。

本日の練習:F.CuttingのGalliardとJ.DowlandのLachrimae antique Pavin。

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生誕200年【その2】 [楽器]

ショパンやシューマンと共に「エリーゼのために」も生誕200年だという記事を書きましたが、今年はGaspar Sanz(1640-1710)が没後300年、Giovanni Battista Pergolesi(1710-1736)が生誕300年のメモリアル・イヤーです。

さて、忘れていましたが、縁あって昨年ウチにやってきたこの子も生誕200年(推定)でした。

Ptitejean 2010_06_05-07.jpg

推定というのは、制作年を書いたラベルが貼られているわけではないので、楽器の様式から1810年頃の製作だろうということです。

新たに録音する時間がないので、音はこちらでお聴き下さい。

Ptitejean 2010_06_05-01.jpg

Ptitejean 2010_06_05-02.jpg

Ptitejean 2010_06_05-03.jpg

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Ptitejean 2010_06_05-06.jpg

Ptitejean 2010_06_05-05.jpg

Ptitejean 2010_06_05-08.jpg

材料の木はヴァイオリンと似ています。ずっと、ガット弦を張っていましたが、1弦が切れたのと、梅雨時の調弦のしやすさを考えてNylgutに張り替えました。

200歳のお祝いをしなければ。「エリーゼのために」を弾いてみようかな。

本日の練習:F.CuttingのGalliardとJ.DowlandのLachrimae antique Pavin。

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リュートの広告 [楽器]

雲も出ていましたが、久しぶりに青空を見たような気がします。

桜と空.jpg

桜の若葉がまぶしかったです。

さて、話は全く変わります。

月刊誌「現代ギター」の1981年11月の臨時増刊は「バッハ/リュート作品のすべて」でした。

名曲演奏の手引きPARTⅢ-1.jpg

当時私は大学生ギターを趣味で弾いていました。

久しぶりに本棚から取り出して見ていたのですが、表紙をめくったところにリュートの広告が載っています。

名曲演奏の手引きPARTⅢ-2.jpg

荒井貿易が扱っていたアリアリュートの広告です。

名曲演奏の手引きPARTⅢ-3.jpg

ゲルレ・コピーの6コース、ヴェネーレ・コピーの7コース、そして8コース、10コースの4モデルがあったようです。値段は6~8コースが85,000円、10コースが125,000円です。

当時と今の物価を比べると約1.5倍、楽器の出来としてどうかは分かりませんが、結構安く提供していたのですね。物価とは関係ありませんが、国立大学の授業料は、この頃年々倍増していました。それでも、私のときで年間18万円でした。留年されていた方で、年間2万8千円(ぐらい)という方もいらっしゃいました。

リュートに少しは興味がありましたが、大学生にとっては大金でしたし、例えお金があってもギターを買っていたと思います。

今や日本にもリュートの製作家が増えましたし、海外の製作家に比較的容易に注文することだってできます。インターネットのお陰で、消耗品や楽譜を簡単に買えますし、情報も溢れています。約30年前の1981年には考えられなかったことでしょうね。

今となっては、あまりよくない楽器だったという話も聞きますが、アリアリュートは画期的な楽器だったのでしょうね。

検索していると、奇士さんがアリアリュートの記事を書かれていました。お持ちだったのですね。

http://mywindow.blog103.fc2.com/blog-entry-66.html
http://mywindow.blog103.fc2.com/blog-entry-67.html

今日は仕事が多忙だったので楽器の練習をお休みしました。

(追記2010.5.14.)
気になって、国立大学の授業料の変遷を調べてみました。
入学年度が1975年の方が36,000円、1976-77年が96,000円、1978-79年が144,000円、1980-81年が180,000円、1982-83年が216,000円、1984-86年が252,000円でした。この頃は10年で7倍になっています。

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ギターの音のサンプル [楽器]

インターネットで調べ物をしていた際に見付けたサイトですが、歴史的なギターの音のサンプル(演奏)が聴けます。こちらです。

バロック・ギターから19世紀ギター、そして20世紀の楽器まで凄いコレクションです。ハウザーⅠのリュート・ギターもありますね。

楽器商のHPのようで、「注文があれば手放す」と書いてあります。

こちらがトップ・ページ、そしてこちらのページでは、モダン楽器も含めて詳細を見たり音を聴いたりできます。

調べ物の途中であることを忘れて楽器の写真を見たり音を聴いたりしていました。

日本に19世紀ギター倶楽部というサイトがありますが、Early Romantic Guitar Information Home Pageも紹介しておきます。19世紀ギターに関する情報が充実しています。

ついでに、ウチの19世紀ギターたちです。久しぶりの登場です。

Romantic Guitars-1.jpg

Romantic Guitars-2.jpg

この頃きちんと練習できていませんが、1週間に1度は弾くようにしています。

本日の練習:"70 Easy to Intermediate Pieces for Renaissance Lute"の49、51。

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15分 [楽器]

自宅から車で10分ほどのところに「竹山木管楽器製作所」があります。リコーダーを始めようと相談したところ「お前の家の近所だから、竹山さんのところに行ってこい。」と言われていましたので、先日出掛けてきました。

この日に限ってカメラを持って行くのを失念していましたので、残念ながら写真はありません。

アルト・リコーダーは、お店に一本だけ在庫があり試奏させて頂きましたが、予算オーバー。それで、無理を言って、仕上げ寸前のものを工房から持ってきて頂きました。10本近くあったと思います。その内、予算に合うものを3本吹かせて頂きました。

同じグレードで、同じように作られた楽器ですが、やはりそれぞれ個性が違います。最後まで悩んで選んだのがこの楽器でした。

Takeyama Recorder.jpg

木はカエデだそうです。澄んだいい音がします。

インターネットで探すと安く手に入るところもありますが、たまたま近くに竹山木管楽器製作所があって、複数試奏して選べたのは幸運でした。

最初の一週間は一日15分、次の一週間は20分と少しずつ吹く時間を伸ばしていって、一月経ったら内側にオイルを塗って2~3日乾かすそうです。ちょっと手がかりますが、可愛いです。

現在、一日15分の制限中です。

一昨日紹介のプラ管は、15分より後の時間の練習のために購入しました。いずれは基礎練習用にします。

本日の練習:"70 Easy to Intermediate Pieces for Renaissance Lute"の33、40、42、43。

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リコーダー始めました [楽器]

いつかやろうと思っていましたリコーダー、始めることにしました。

Recorder-1.jpg

小学校でソプラノ・リコーダー、中学校でアルト・リコーダーを習いましたが、それ以来です。プラスチックの楽器も、意外とよい音がしてビックリします。

同僚が教本を貸してくれました。30年ほど前のものも混じっています。

Recorder-3.jpg

楽器の袋の裏です。懐かしいです。

Recorder-2.jpg

名前を書いておいた方がよいのでしょうか。

朝練のメニューが増えました。

本日の練習:"70 Easy to Intermediate Pieces for Renaissance Lute"の33、40、42、43。

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